楽天モバイルは5G通信や各種手数料、国内通話料0円のサービスとして人気がありますが、新プランがリリースされ「月額料金0円」の廃止が決定しました。
新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」は、これまで提供されていた「Rakuten UN-LIMIT VI」に代わるもので、2022年7月1日から提供がスタート。
0円で運用できる点に魅力を感じていた方や、これまで0円で契約していた方にとっては悲報だと言えます。
しかしながら、楽天モバイルは月額3,000円ほどで通信制限なしのプランを利用できるなど、現在もなお低価格で利用できるサービスであることに変わりありません。
この記事では、楽天モバイルの0円廃止の概要や乗り換えるべき人、最適な乗り換え先までを徹底解説します。
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楽天モバイルが0円運用の廃止を発表
通常スマホを0円で利用するのは不可能でしたが、以前の楽天モバイルだけは例外でした。
1GB以下のデータ容量に関しては月額基本料が0円で、国内通話もRakuten Linkアプリを使えば無料になるためです。
しかし、2022年7月より新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」の提供がスタートしたことでこれまでの0円プランが廃止となったわけです。
0円運用できるのは2022年10月31日まで
楽天モバイルを0円運用できるのは2022年10月31日まで。
実際は2022年7月より廃止となりましたが、10月31日まではポイント還元により1GB以下のデータ容量に関しては0円運用が実現できます。
月間のデータ利用料が1GB以下に収まった場合、1,078円分のポイントが還元されるため、月額料金と相殺されて実質0円になります。
したがって、楽天モバイルの0円運用ができるのは2022年10月31日までです。
2022年5月に新プランを発表
楽天モバイルは2022年5月に、新プランを発表しました。
旧プランとは1GBまでの月額料金やオプションが異なります。
新プランと旧プランの主な違いは、以下の通りです。
プラン名 | Rakuten UN-LIMIT VI (旧プラン) |
Rakuten UN-LIMIT VII (新プラン) |
---|---|---|
1GBまでの月額料金 | 0円 | 1,078円 |
かけ放題オプション | 1,100円/月 最初の10分間かけ放題 |
1,100円/月 最初の15分間かけ放題 |
メールアドレス | 提供なし | 提供予定 |
新プランの登場で注目されている「0円廃止」とは、具体的には「同一楽天IDで契約している1回線目の月額料金のうち、毎月の通信量が1GB以下だった場合の料金区分が廃止される」ことを指します。
新プランでは標準通話アプリ用のかけ放題オプション内容も変わりますが、現在0円運用している方にとっては改悪と言わざるを得ません。
楽天モバイルの0円運用廃止で乗り換えるべき人
楽天モバイルの0円運用廃止で、他社に乗り換えるべき方は「これまで1GB以下のデータ使用量で運用してきた人」です。
毎月1GB以下のデータ使用量だった方はこれまで0円で運用できましたが、2022年11月以降は最低でも1,078円の基本料金がかかります。
他社には格安SIMもあり、月額基本料をお得に契約できるケースもあるため、無理して楽天モバイルの契約を続ける必要はありません。
しかしながら、楽天モバイルでデータ使用量が毎月1GBを超えている方にはあまり関係のない話であり、特に影響はないでしょう。
楽天モバイルの0円運用廃止で他社に乗り換えを検討している方は楽天モバイルからおすすめの乗り換え先の見出しをご覧ください。
楽天モバイルは0円運用廃止でもデメリットは少ない
楽天モバイルは0円運用が廃止されましたが、毎月のデータ使用量が1GBを超える方には特に変化はありません。
逆に通話定額オプションの「10分(標準)通話かけ放題」を追加している方は、対象時間が15分へ拡大するというメリットがあります。
楽天サービスを利用しており、楽天ポイントを貯めることを目的としている場合は引き続き楽天モバイルを利用するのが良いでしょう。
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※公式ホームページ:https://network.mobile.rakuten.co.jp/
楽天モバイルを0円に近い金額で運用する方法&条件
楽天モバイルを少しでもお得に運用したい方は、以下の手順を踏んでみてください。
- 実質1円機種を一括購入する
- データ通信量を節約する
- Rakuten Linkを利用する
それぞれを詳しく見ていきましょう。
STEP①実質1円機種を一括購入する
楽天モバイルでは実質1円で購入できる「Rakuten Hand 5G」という機種があります。
Rakuten Hand 5Gは楽天オリジナルの機種ですが、高スペックで5Gにも対応しています。
端末の販売価格は19,001円ですが、購入後に19,00円相当のポイント還元を受けられるので実質1円です。
まずは「スマホトク得乗り換え!Android製品が最大19,000円相当分おトク!」のキャンペーンにて、Rakuten Hand 5Gを実質1円で購入しましょう。
STEP②データ通信量を節約する
楽天モバイルを低価格で利用するには、データ通信量を節約するのが最も有効です。
月3GBまでのデータ通信量なら最安の1,078円で利用できるため、月の通信量は3GBまでに抑えたいところ。
データ通信量を抑えるには、Wi-Fiの利用が欠かせません。
また、3GBのデータ利用を超えないために以下の手順でデータ上限を設定するのもおすすめです。
- アプリの「設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」でモバイルネットワークを選択
- 「アプリのデータ使用量」を選択
- 「データ警告」の値を3GB以下に設定する
※上記の設定はAndroid限定
STEP③Rakuten Linkを利用する
スマホの通話料は月額料金を高額にする大きな要因です。
しかし、楽天モバイルはRakuten Linkで通話することで通話料を0円に抑えられます。
Rakuten Linkアプリは一部連絡対象外の電話番号もありますが、国内通話なら固定電話も含めて0円です。
標準通話アプリのように使えるので、使い勝手も抜群ですよ。
Rakuten Linkを利用すれば、通話料を0円にできるので結果的に月額料金だけで運用が可能になります。
楽天モバイルの0円で利用できるサービス
楽天モバイルの0円運用が廃止になった今もなお、0円で利用できるサービスはあります。
0円で利用できるサービスは、以下の通りです。
- 通話料
- 各種事務手数料
- 解約違約金
- 配送金
- 固定回線
それぞれ詳しく見ていきましょう。
通話料
楽天モバイルの専用アプリ「Rakuten Link」を使えば、国内通話料が完全無料です。
Android版のRakuten Linkなら、SMSの送受信も無料。
iPhoneでRakuten Linkを利用する場合、音声通話の着信は標準通話アプリに切り替わる仕様なので、使い勝手で不便は感じません。
標準の通話アプリで電話をかけてしまうと、30秒あたり22円の通話料が発生してしまうので気をつけましょう。
各種事務手数料
楽天モバイルは以下の事務手数料がすべて無料です。
- 契約事務手数料
- SIM交換手数料
- SIM再発行手数料
- MNP転出手数料
一般的に上記の事務手数料は1つ3,000円程度の費用がかかります。
昨今は格安SIMでも上記のいずれかが無料な場合も見受けられますが、楽天モバイルが携帯キャリアとしてリリースした当初は手数料0円のキャリアはありませんでした。
ムダな費用がかからないのは嬉しいですね。
解約違約金
楽天モバイルは契約縛りがないため、いつ解約しても違約金がかかりません。
2022年4月以降は大手キャリアでもスマホの契約縛りが廃止になったものの、以前は2年契約縛りが主流でした。
2年以内に解約をすれば10,000円程度の解約違約金が発生したため、スマホは簡単に乗り換えができるものではなかったわけです。
しかし、楽天モバイルはサービス開始当初から解約違約金0円を徹底しており、利用者に優しいサービスだと言えます。
配送金
オンラインで楽天モバイルを契約すればスマホやSIMカードが自宅に送られてきますが、配送金は無料です。
いずれのセットを契約しても送料無料で商品が送られてきます。
しかし、アクセサリー類だけは対象外であり、一律900円の配送金が発生するので注意してください。
固定回線
楽天モバイルと組みあわせて「楽天ひかり」に申し込むと、楽天ひかりの月額料金が最大1年間は無料になります。
楽天ひかりの月額料金は戸建てかマンションかによって異なりますが、通常1,980〜3,080円の料金がかかります。
したがって、約2万円以上の恩恵が受けられます。
キャンペーンを利用すれば最大19,800円の開通工事費も無料になる場合があるため、固定費の削減にはピッタリですね。
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※公式ホームページ:https://network.mobile.rakuten.co.jp/
楽天モバイルの0円廃止後に検討したい乗り換え先
楽天モバイルから乗り換えを検討している方は、以下の3つがおすすめです。
- LINEMO
- UQモバイル
- ahamo
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①LINEMO
LINEMOはソフトバンク回線が利用できる格安SIMサービス。
他社からの乗り換えで月額基本料990円のミニプランが8ヶ月間実質無料になるので、乗り換え先にピッタリです。
LINEMOはLINEアプリと連携することによって、データ容量チャージや契約内容の変更などもアプリ上で操作できます。
LINEアプリでのトークや音声通話・ビデオ通話利用時のデータ容量が消費されないメリットもあるため、LINEを利用する方には便利な格安SIMです。
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②UQモバイル
UQモバイルはau回線が利用できる格安SIMサービス。
他社からの乗り換えで最大13,000円相当の還元が受けられるため、初期費用を抑えたい方におすすめです。
料金プランは3種類ありますが、最安の「くりこしプランS」は毎月5GBも使えるうえに料金が1,628円とコスパ抜群ですよ。
オプションサービスも充実しているので、迷ったらUQモバイルで決まりです。
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③ahamo
ahamoはドコモ回線が利用できる格安SIMサービス。
大容量ながら安い月額料金で利用できる点に定評があります。
特に「ahamo大盛り」の料金体系は、以下のように魅力的です。
- ahamoのベーシックプラン(20GB)月額2,970円
- ahamoの大盛りオプション(+80GB)月額1,980円
今なら「ahamo大盛り」が12月まで実質無料で使えるお得なキャンペーンを実質中です。
ご利用月数に応じて12月まで大盛りオプション1,980円/月相当のdポイントがもらえるというものです。
これを機に、大容量のahamoを試してみてはいかがでしょうか。
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楽天モバイルの0円運用廃止で乗り換える際のベストタイミング
楽天モバイルから乗り換えるなら、ポイント還元によって実質0円で利用できる10月中の乗り換えがベストです。
0円運用廃止になったものの、10月31日まではポイント還元により1GB以下のデータ容量に関しては0円運用ができるためです。
したがって、スマホをなるべく安く利用したい方は10月まで楽天モバイルを利用しても良いでしょう。
加えて、以下の条件が重なるとベストタイミングだと言えます。
- 端末代金の支払いが完了したとき
- 乗り換え先がお得なキャンペーンを実施している
端末代金は解約しても支払いが続くため、なるべく契約期間中に支払い終えたいですね。
また、乗り換え先がお得なキャンペーンを実施している時は、絶好の乗り換えタイミングです。
お得に乗り換えるなら、できるだけ早いタイミングで他社の乗り換えキャンペーンを利用して乗り換えましょう。
楽天モバイルの0円廃止に関するよくある質問
最後に楽天モバイルの0円運用廃止に関するよくある質問をまとめます。
0円で使えるのはいつまで?
楽天モバイルが0円で使えるのは、2022年10月31日までです。
実際は2022年7月に0円廃止となりましたが、10月31日まではポイント還元により1GB以下のデータ容量に関しては0円運用が実現できます。
0円運用廃止はいつから?
楽天モバイルは2022年7月より0円運用が廃止になりました。
楽天モバイルは、2022年5月13日に発表された新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」への移行によって、2022年7月1日より料金プランが改定されました。
0円廃止後にすぐ解約できる?
楽天モバイルは契約縛りがないので、好きなタイミングで解約できます。
0円廃止後にすぐ解約するのも問題ありません。
実際に0円廃止の影響で約22万人が解約したとも言われています。
0円運用廃止後は強制解約になる?
楽天モバイルの0円運用廃止後は、既存の利用者もすべて自動で「UN-LIMIT VII」に移行されます。
しかし2021年7月以降、楽天モバイルの規約が一部変更され、180日間全く使われていない回線は事前通告の上解除というルールが追加されました。
180日間放置すると強制解約の対象になってしまいますが、少しでも通信があれば問題ありません。
まとめ
楽天モバイルは2022年5月に新プランが発表され、0円運用廃止が決定しました。
新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」は、これまで提供されていた「Rakuten UN-LIMIT VI」に代わるもので、2022年7月1日から提供が始まっています。
これまで0円運用していた方にとっては悲報ですが、10月31日まではポイント還元で実質0円運用が可能です。
しかし、それ以降は安くても月額1,078円の月額料金が発生します。
この機会に乗り換えを検討している方は、この記事で紹介した3つの格安SIMを参考にしてみてください。
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※公式ホームページ:https://network.mobile.rakuten.co.jp/