LINEモバイル5つのデメリット!それってホントにお得ですか?

LINEモバイル5つのデメリット!それってホントにお得ですか?

大手キャリアは料金が高いから格安スマホで十分。

そんなこんなで、LINEモバイルを契約しているあなた。実は損しているかもしれません。 

かつて、格安SIMはリーズナブルで料金を抑えたいという方にうってつけでした。LINEモバイルもそのひとつです。

しかし、昨年春に新たに誕生したSoftBankが展開する安価なプランLINEMOの誕生によりLINEモバイルに逆風が吹き荒れました。

そのため、今なおLINEモバイルを使っている方は、これを機に契約の見直しも検討すべき時期になっています。

しかし、キャリアを切り替える前にライバルとよく比較して、本当に自分にとってメリットがあるのかどうか、もう一度確認したほうがいい場合があります。

また、見落としていたサービス内容にも目を向けて、自分がしっかり使えているのかどうかももう一度調べる必要があるでしょう。

目次

LINEモバイルの基本情報

LINEモバイルはあのSNSのLINEと同じ企業が運営する格安通信サービスです。現在では新規受付は停止されており、従来より契約していた人のみが使えるようになっています。

通信回線はau、docomo、SoftBankと大手3キャリアすべてに対応しているのが特徴です。

料金とデータ量は以下の通りとなっており、格安SIMのなかでは標準的な設定となっています。

  1 2 3 4
通信量 2GB 5GB 10GB 30GB
料金 1,210円 1,628円 2,420円 3,520円
通話 22円 / 30秒
特典 LINEデータフリー

 

LINEモバイルは上記の表のとおり4つのプランがあります。データをあまり使わない方からたくさん通信をしたい方まで、幅広いニーズに合わせてぴったりのプランを選ぶことができます。

LINEモバイルの5つのデメリット

そんなLINEモバイルですが、本当にこのまま使い続けることがお得になるのかしっかり確認しておきましょう。ここでは、LINEモバイルのデメリットについて5つ紹介したいと思います。

  1. ライバル社のほうが安い
  2. あくまでも他社から回線を借りているMVNO回線
  3. 5Gには非対応
  4. 解約時に手数料が取られてしまう
  5. 時間無制限のかけ放題プランがないこと

一つずつ解説していきます。

デメリット1ライバル社のほうが安い

LINEモバイルは2021年3月に新規受付を終了してしまいました。その頃同時に新しく始まったサービスにLINEMOがあります。どちらも「LINE」とつくので混同してしまいがちですが、「LINEMO」と「LINEモバイル」は全く異なるサービスを提供しているので、ご注意ください。

LINEMOは以下の表のとおりシンプルな2プランで構成されています。しかも、運営はSoftBankなので、通信品質は大手キャリアのSoftBankと同等なのです。

 

プラン 料金 容量
スマホプラン 2,728円 20GB
ミニプラン 990円 3GB

動画を使わない人には月千円以下の低価格で利用できますし、そこそこ利用する人でも2つ目の上位プランが20GBもの容量があるので、他社と比較してもかなりのお得感があります。

単純比較は難しいですが、LINEモバイルと比べても割安なのがわかります。

プラン 料金 容量
LINEモバイル 1,210円(2GB) 2,420円(10GB)
 
LINEMO 990円(3GB) 2,728円(20GB)

最安料金も上位プランの料金も、LINEMOのお得感は変わらず、単純に通信料金だけを比較すると、LINEモバイルよりもLINEMOを選びたくなるのも無理はないでしょう。

続いては通信品質についてみていきたいと思います。

デメリット2あくまでも他社から回線を借りているMVNO回線

LINEモバイルは自社で回線を持たず、大手キャリアから通信回線を借りて格安SIMのサービスを提供しているMVNO回線です。そのため、昼休みや夜間など通信が集中する時間はどうしても通信品質が落ちる傾向にあります。

なぜMVNOの通信は品質が低下するのかというと、キャリアから借りている帯域でしか通信ができないからです。

10のうち1しか借りていないなら、帯域は大手キャリアの1/10になってしまいます。そのため、通信キャリアは同じでも大手とMVNOでは品質に差が生じるのです。

 一方のLINEMOは大手キャリアのSoftBankが展開するブランドなので、自社回線を使えます。そのため、帯域の制限もなく通信速度は比較的安定しているのです。

デメリット3:5Gには非対応

LINEモバイルは4Gプランのみのサービスです。そのため、iPhone 13シリーズのようにせっかく5G対応の最新スマホを持っていても本領発揮できません。

5G通信は4G通信に比べて20倍の通信速度を誇るので、動画の視聴やアプリのダウンロードなど大容量の通信でもストレスなく行えます。

ちなみに、LINEMOは5G通信が可能です。また、人口カバー率も85%と3キャリアの中でもトップの数字を誇ります。

しかし、5G通信はまだ利用エリアや利用できる機種も限定されており、格安SIMを使うような人には必要のないサービスだという意見もあります。

デメリット4:解約時に手数料が取られてしまう

他社格安SIMでは、解約時に手数料がかからないところも登場していますので、LINEモバイルの場合は安いとはいえ解約時に1,000円もかかるという点は少なからずデメリットだと考えられます。

デメリット5:時間無制限のかけ放題プランがないこと

LINEユーザー以外のお相手に電話をよくかける人にはLINEモバイルはあまりおすすめできません。

というのも、LINEモバイルには時間無制限のかけ放題プランが設定されていないからです。しかし、LINEを使用している者同士なら無料でも電話できるので、LINEのヘビーユーザーからするとそれほどのデメリットにはならないでしょう。

こんな時困るLINEモバイルのあるある

LINEモバイルはすでに新規申し込みを中止していますが、これまでLINEを中心に愛用してきたヘビーユーザーも多く、数多くの口コミをTwitterで見かけます。

そこで、そのような口コミ情報を元に「こんな時困るLINEモバイルのあるある」と困ったときの解消法について解説していきます。

これからもLINEモバイルを使っていくのなら、デメリットも解消しつつ、メリットのあるスマホライフに変えて、ストレスをなくしていきましょう。

①お昼の時間帯は通信速度が遅い

②3大キャリアでは安定のdocomo回線がよい

③口座振替やSMSなしプランの設定がない!

1.お昼の時間帯は通信速度が遅い

LINEモバイルは最初にもご説明したように、大手から通信回線を借りているMVNO回線です。そのため、大手キャリアから乗り換えると、明らかに速度が遅く感じることが多くなり、それが原因でストレスになることがあります。

同時に接続する人が増える昼間などは、場所によっては通信速度が遅くなって、まるで速度制限がかかっているかのような印象を受けてしまいます。

テレワークなどでLINEモバイルを使って仕事をしている方は、場所や時間帯や曜日によって連絡が遅れたり、うまくつながらなくなったりする可能性もあります。

Zoomなどを使ってWeb会議をよくする方ならまともな会話ができない場合もあります。

そのような場合でもデータを追加購入できるサービスがあります。

  • 0.5GB 540円 
  • 1GB 1,080円
  • 3GB (docomo回線プランのみ) 3,240円

しかし、追加購入できるデータには制限がありますので、公衆のWi-Fiを使用するなど、通信料金の節約には少し神経質になってしまうでしょう。

またデータの追加購入は3回までと決まっています。

LINEモバイルは、月々のデータ容量が少ない方に、向いているサービスです。データの追加購入を3回してしまう人はLINEモバイルではなく、他のキャリアプランを選んだ方が良いかもしれません。

2.3大キャリアでは安定のdocomo回線がよい

LINEモバイルは、ドコモ・ソフトバンク・auの3回線に対応している「マルチキャリア」のMVNOです。LINEモバイルは、この3つの回線の中からどの回線を選んでも基本的には同じ料金になります。

しかし、3キャリアの中で最も通信回線が安定しているのは、docomo回線です。docomo回線なら昼間の通信速度は多少低下しますが、朝や夜間などはストレスのない高速通信が可能です。

docomo回線以外ではソフトバンク回線もそこそこ通信速度は安定しています。お住まいの地域に合わせてどちらがいいか使ってみて判断してみましょう。また、公式ホームページなどに掲載されている通信エリアを確認し、どのキャリアがお住まいの地域をカバーしているのかをあらかじめ確認するといいでしょう。

なお、現在はソフトバンク回線のみへの変更が可能でそれ以外は中止されています。

3.口座振替ができない

LINEモバイルの新規契約の募集はすでに終了していますが、通信料金の支払いでは銀行口座振替の設定ができないというデメリットがあります。

LINEモバイルは、クレジットカードがなくても作ることができる誰でも加入しやすいMVNO回線でしたが、銀行口座引き落としではなく、 LINE Payカードを使った契約をしなければなりません。最初に LINE Payカードを作り、チャージしたうえで支払いを行う必要があり、少し手間がかかります。

しかしこのLINE Payカードを上手に使うことで、口座振替と同じように支払いが可能です。

LINEモバイルは、クレジットカード以外にも、「LINE PAY決済」や「LINE PAYカード決済(プリペイドカード)」などにも対応しています。

誰でも利用できるLinePayカードというプリペイドカードがあれば、チャージ先を銀行口座にして、銀行口座引き落としと同じような支払い方法ができます。

つまりLINEモバイルの直接な支払い方法として口座振替を選択することはできませんが、LINE Payカードを間に挟むことで、実質口座振替が可能です。

それでもやっぱりLINEモバイルのほうがいい理由とは? 

最初にLINEモバイルのデメリットについてご紹介しましたが、ライバル社の情報についても少し参考にしながら、LINEモバイルはどのような人に向いているのか、他社のプランを見てもやっぱりLINEモバイルのほうがいいという人のために、改めて使えるお得なサービス内容について確認してみましょう。

  1. どのプランを選んでもLINEが使い放題
  2. 余ったデータを翌月に繰り越せる!
  3. クレジットカードがなくても契約可能
  4. 大手キャリアでは有料のテザリングでの通信も無料対象

どのプランを選んでもLINEが使い放題

LINEモバイルはどのプランを選んでもLINEが使い放題です。さらにTwitter、Instagram、Facebook、Spotify、AWAと、LINE以外のSNSと音楽も使い放題になるプランも選ぶことができるので、LINEとLINE以外の上記のサービスをよく使っているなら、あえてライバル社に変更する必要はないでしょう。

余ったデータを翌月に繰り越せる!

LINEモバイルは、余ったデータ通信量を翌月に繰り越しできます。

しかも同じLINEモバイルを使っている人にも余ったデータ通信量をプレゼントできるサービスもあります。

このようなデータ繰り越しサービスは、LINEMOにはないので注意が必要です。

LINEMOの場合は、その分安い料金プラン設定になっています。

クレジットカードがなくても契約可能

大手キャリアや格安SIMはクレジットカードがなければ契約できない、というのが常識になっていました。

LINEMOもオンライン申し込み限定で、クレジットカード決済が必要です。

しかし、先ほどもご説明した通り、LINEモバイルは、クレジットカード以外にも、「LINE PAY決済」や「LINE PAYカード決済(プリペイドカード)」などにも対応しています。

LINE PAYカードがあれば、チャージ先を銀行口座にして、銀行口座引き落としと同じような支払い方法ができます。

LINEモバイルは、クレジットカードがない人や審査やカードのセキュリティが不安な方でも支払い方法がいろいろあるので、問題なく使えます。

大手キャリアでは有料のテザリングでの通信も無料対象

LINEモバイルの端末を使ってテザリングすれば、スマホだけではなく、お家で使っているタブレットや家族のパソコンなども通信料無料の対象にできます。

テザリングは、大手キャリアの場合には有料になっているところも多いので、データフリーのメリットが最大限に活かせるLINEモバイルは、よくデータを使う人にはLINEMOよりも優れたところがまだまだある格安SIMサービスです。

まとめ

この記事では、LINEモバイルのデメリットをご紹介しながら、今現在加入しているプランの見直しやLINEモバイルにしかないメリットなどを再確認するために、ライバル社を例にとってご説明してきました。

LINEモバイルに限らず、多種多様で特徴あるサービスを展開するMVNO回線を使った格安SIMは、あなたのニーズに合わせた細かなプラン選びが重要になっていきます。

ギガが足りない、料金が高いと感じたら一度お使いのプランを見直すとともにサービス内容やライバル会社ともよく比較して、自分に必要なプランやサービスを提供しているキャリアに変更したり、新たにオプションを追加したりしてください。

そして、定期的に契約内容を見直しして、快適でストレスフリーなスマホ生活を送りましょう。

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