「5Gが普及すれば光回線はいらないのでは?」
「結局5Gと光回線はどっちが速いの?」
複雑な回線事情にさまざまな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、光回線は必要です。
なぜなら、5Gは光回線よりも速度に優れていますが、3つのデメリットがあるからです。
この記事では、5Gと光回線の違いやメリット・デメリット、おすすめの光回線までを徹底解説します。
5Gと光回線の3つの違い
まずは、5Gと光回線の違いから紹介します。
- 通信速度は5Gが速い
- 料金は5Gが高め
- 5Gは工事不要で持ち運びにも便利
それぞれを詳しく見ていきましょう。
①通信速度は5Gが速い
通信速度は5Gの方が速いです。
一般的な光回線の通信速度は1Gbpsであることがほとんどですが、5Gは最大10〜20Gbpsもの速度が実現します。
Gbpsとは、データ通信の速度を表す単位です。
10〜30Mbpsあればストレスなく通信できると言われており、高画質な4K動画を視聴する場合でも25Mbps程度あれば十分です。
光回線の通信速度1Gbpsも十分すぎる数値ですが、5Gは驚異の速度を誇ると分かるでしょう。
5Gでは、これまで時間がかかっていた映画や動画コンテンツのダウンロードがスムーズに完了するだけではなく、多数同時接続なども実現します。
たとえば、2時間を超える映画はものの数秒でダウンロードが可能です。
光回線でも通信速度でストレスを感じることはないですが、5Gならさらなる快適さが得られるでしょう。
②料金は5Gが高め
月々の契約料金は、5Gの方が高めです。
4Gから5Gに回線契約を変更すると、きっちり基本料金は上がるんだな(当たり前)
— Calci (@Calcijp) February 17, 2022
また、5G回線を利用するには携帯キャリアの大容量プランに加入する必要があります。
実際に、携帯キャリア大手3社の大容量プラン料金を見てみましょう。
キャリア | 料金/月 | 5Gプラン内容 |
---|---|---|
ドコモ | 8,415円/ | 無制限 |
ソフトバンク | 9,328円 | 50G+人気SNS使い放題 |
au | 9,515円 | 無制限 |
光回線は月々5,000〜6,000円程度であるため、5Gの方が3,000〜4,000円も高額です。
③5Gは工事不要で持ち運びにも便利
5Gは持ち運びに優れています。
光回線は設置に工事が必要な据置タイプですが、5Gはスマートフォンの電波であるため持ち運びができます。
デザリング機能を使えば、他のスマートフォンやパソコンへ電波を遅れるWi-Fiとしても利用できます。
外出先でも高速通信が実現するのは5Gのメリットです。
5Gと光回線の通信速度を比較!どっちが速い?
5Gと光回線の通信速度は、5Gの方が速いです。
いつのまにかウチのエリアが5Gになってた🙀
下りは下手な光より速い🔥 pic.twitter.com/5una0EwyXO— nyajigon22 (@nyajigon221) February 13, 2022
5Gは理論値で最大20Gbpsである一方、光回線は最大でも10Gbpsであるため、5Gが通信速度は速いと言えます。
最大20Gbpsは理論値であるので実測値では通信の安全性も考慮する必要がありますが、実際に提供されているプランでも5Gは2〜4Gbpsと安定しています。
光回線は1Gbpsが実測値では最速です。
また、送受信できるデータ容量も5Gの方が優れており、4Kなどの高解像度動画やゲームコンテンツの高速ダウンロードも可能。
とは言え、光回線の1Gbpsでも4K放送やオンラインゲームを楽しむには問題ありません。
次章では、5Gが普及しても光回線が必要な3つの理由を解説します。
5Gが普及しても光回線は必要
5Gが普及しても光回線が必要な理由は、以下の3つです。
- 5Gは対応エリアが少ない
- 対応端末が少ない
- 携帯キャリアには通信制限がある
それぞれを詳しく見ていきましょう。
理由①5Gは対応エリアが少ない
5Gは対応エリアが限られています。
うちの職場付近はまだ5g対応してないからプランは変えなくて良いかな、住んでる地域は対応してるんだけどなあ
— kae。 (@korone95) February 16, 2022
一部エリアで提供されており、順次拡大予定です。
いまだ全国的に普及しているわけではなく、地方では5Gに接続できず、4G回線となる場合があります。
すべてのエリアで5G通信は実現しないため、さらに安定した通信を求めるなら光回線が必要です。
各社の5G対応エリアは、公式サイトより確認できます。
今後は、現状の3割程度の人口カバー率を2024年3月末までに9割に引き上げる方針が、岸田内閣総理大臣の記者会見で明らかになりました。
理由②対応端末が少ない
5Gに対応している端末も限られています。
2022年2月時点、携帯キャリア各社の対応端末は以下の通りです。
docomo
- Galaxy Z Flip3 5G SC-54B
- Xperia 5 III SO-53B
- Galaxy S21 5G SC-51B
- AQUOS R6 SH-51B
- Galaxy Note20 Ultra 5G SC-53A
- Xperia 5 II SO-52A
- LG V60 ThinQ 5G L-51A
- arrows 5G F-51A
- etc…
au
- Galaxy Z Fold3 5G SCG11
- Xperia 5 III SOG05
- Google Pixel 6
- AQUOS zero6 SHG04
- Redmi Note 10 JE XIG02
- TORQUE 5G KYG01
- etc…
SoftBank
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13
- Google Pixel 6 Pro
- Google Pixel 5a (5G)
- OPPO A55s 5G
- BALMUDA Phone
- arrows We
- etc…
iPhone12以降のモデルは、すべて5Gに対応しています。
しかし、iPhone12以前のモデルやその他の端末では、5Gに非対応です。
理由③携帯キャリアには通信制限がある
通信速度に優れる5Gですが、データ容量に制限があるのがデメリットです。
以下のように携帯キャリアには通信制限があります。
キャリア | データ容量 | 5Gプラン内容 |
---|---|---|
ドコモ | 100GB | 5Gギガホ |
ソフトバンク | 50GB | メリハリプラン |
au | 無制限 | データMAX |
データ容量に上限があると超過時に通信制限が発生し、たとえばdocomoの通信制限では上下共に3Mbpsまで速度が低下します。
携帯キャリアの通信制限を考えれば、5Gでも安定した通信を利用し続けるには光回線との併用が必要だと言えます。
光回線を使う2つのメリット
ここでは、光回線を使う2つのメリットを紹介します。
- 通信制限なくインターネットが楽しめる
- 通信速度が安定している
それぞれを詳しく見ていきましょう。
①通信制限なくインターネットが楽しめる
光回線の最大のメリットは、通信制限なくインターネットが楽しめる点です。
5Gは通信速度に優れていますが、通信制限が発生する点がデメリットだと紹介しました。
光回線は、携帯キャリアやポケット型Wi-Fiとは異なり通信制限がないため、どれだけインターネットを利用しても通信速度が遅くなることはありません。
インターネットを日常的に利用する方や、仕事に必要な方、動画視聴を楽しみたい方は光回線が向いています。
②通信速度が安定している
光回線は1Gbps程度の通信速度が実現し、安定している点もメリットです。
光回線の他にもADSLやケーブルテレビ回線などがありますが、50〜300Mbpsが一般的なスピードです。
比較すると、光回線の通信速度の速さがわかるでしょう。
最近は光回線安定してきたし近所の基地局も増設したのか知らないけど安定して爆速になったから何でもできる気がしてきた
— osyon (@sinker_osyou) February 6, 2022
また、光回線は基地局から距離が少し離れても速度が落ちません。
家族など複数人で回線を利用しても速度が落ちないため、安定しているのがメリットです。
おすすめの光回線を3つ紹介
光回線は提供する代理店によって、キャンペーン内容やオプションサービスが異なります。
同じ光回線でも、代理店選びによってお得度が変わるというわけです。
ここでは、厳選したおすすめの光回線と代理店を紹介します。
- ドコモ光:代理店(GMOとくとくBB)
- ソフトバンク光:代理店(エヌズカンパニー)
- auひかり:代理店(NNコミュミケーションズ)
それぞれを詳しく見ていきましょう。
①ドコモ光:代理店(GMOとくとくBB)
ドコモ光はNTTドコモが提供する光回線です。
ドコモユーザーならスマホ代が月額最大1,100円オフで利用できるため、生活費の節約になります。
2022年1月時点では利用者数が700万人を超えており、人気の高い光回線だと言えるでしょう。
ドコモ光を契約する際におすすめの代理店が『GMOとくとくBB』です。
新規契約なら基本工事料が無料になったり、オプションの加入でお得なキャンペーンやキャッシュバックが受けられるからです。
通信速度の速さにも評判があることから、ドコモ光を契約するなら『GMOとくとくBB』を検討すると良いでしょう。
②ソフトバンク光:代理店(エヌズカンパニー)
ソフトバンク光は、ソフトバンクユーザーなら月額最大1,100円オフで利用できる光回線です。
全国でも93〜95%のカバー率を誇る提供エリアの広さが魅力であり、他社よりも利便性に優れています。
ソフトバンクユーザーにおすすめの光回線です。
また、代理店のなかでも特におすすめなのが『エヌズカンパニー』です。
契約後のキャッシュバック額、条件ともに優れており、余計なオプションなしで37,000円ものキャッシュバックが確実に受けられます。
キャッシュバックの他にも、各種キャンペーンも定期的に開催されているため、時期を見計らってお得なタイミングに申し込みましょう。
③auひかり:代理店(NNコミュミケーションズ)
auひかりは、auスマホのセット割や高額なキャッシュバックが魅力の光回線です。
auユーザーなら月額最大1,100円オフで利用できるのでお得です。
各種キャンペーンも充実しており、乗り換え先がauひかりであれば最大30,000円のキャッシュバックを受けられるプランもあります。
また、auひかりは代理店の『NTTコミュニケーションズ』から申し込むのがおすすめです。
代理店から申し込めば高額なキャッシュバックが受けられます。
auユーザーはauひかりを申し込んで、お得なキャッシュバックやスマホのセット割を受けながら家計の節約に役立てましょう。
5Gが普及すれば光回線がいらないはウソ!
5Gが普及しても光回線は必要です。
通信速度や持ち運びに優れた5Gですが、いまだデメリットもいくつか存在します。
通信制限のリスクや対応エリアを気にすることなく、安定した回線を利用し続けるには光回線との併用が必須だと言えるでしょう。
最後に、おすすめの光回線3社をおさらいします。
5Gは、いまだ対応端末や対応エリアが限定されているため、日常的に安定した回線を利用したいなら光回線の申し込みも検討しましょう!