ポケット型Wi-Fiがあれば自宅だけでなく、外出先でも安定したインターネット環境が実現できるのが強み。
しかし、中にはポケット型Wi-Fiの通信制限に毎月悩まされる方も多いのではないでしょうか。
通信制限にかかると動画視聴はもちろん、比較的データ消費が少ないWebページの閲覧や連絡の送受信にまで影響が及ぶため、大きなストレスになります。
ポケット型Wi-Fiは料金の安さだけでなく、データ容量のプランにも目を配るのが重要です。
この記事では、ポケット型Wi-Fiの通信制限の仕組みや回避方法から、実質無制限で使えるおすすめのポケット型Wi-Fiまでをどのサイトよりも分かりやすく解説します。
これからポケット型Wi-Fiの通信制限に悩みたくない方は、ぜひ参考にしてください。
ポケット型Wi-Fiの通信制限とは?
ポケット型Wi-Fiで通信制限にかかると、Webページの表示が遅くなったり、動画やゲームの読み込みが遅くなったりします。
多くの場合でポケット型Wi-Fiの月間通信量が規定を超えると、最大128kbps程度まで通信速度が低下します。
一般的なWebページの表示には、1ページあたり300kbpsのデータ容量を消費するため、通信制限にかかった状態の128kbpsでは到底足りません。
通信制限にかかると、ほぼ全ての用途でデータ容量が足りなくなると考えて良いでしょう。
通信制限になる理由
ポケット型Wi-Fiが通信制限になる理由は、インターネット回線の混雑を防ぎ、ユーザー全体が快適に通信を利用できるようにするためです。
様々なプロバイダーが共有して利用するインターネット回線は、一部のユーザーがデータ容量を使いすぎると、他のユーザーに迷惑がかかります。
データ容量が偏ることで、他のユーザーが快適にインターネット回線を利用できなくなるため、通信制限を設けて公平性を保つわけです。
プラン別!ポケット型Wi-Fiが通信制限になるまでの目安
ポケット型Wi-Fiが通信制限になるまでの目安を知っていれば、計画的に利用することができます。
これからポケット型Wi-Fiを契約する方も、自分がどのプランを選ぶべきか見えてくるはずです。
ここでは、使い放題プランと通常プランの2つをそれぞれ紹介します。
- 使い放題プラン
- 通常プラン
①使い放題プラン
ポケット型Wi-Fiの使い放題プランは、主に「3日で10GB」を指します。
例えばWiMAX 2+には「ギガ放題プラン」がありますが、正確には無制限ではなく、3日で10GB以上使用した場合は通信制限がかかる場合があります。
「3日で10GB」と聞いてもピンと来ないでしょうが、日常生活において3日で10GBも使うのは困難なので、まず安心して良いでしょう。
具体的には以下のようなデータ通信と時間が必要です。
- LINE
:3日で500万回程度の送受信 - Webページの閲覧
:3日で約3万4,900ページの閲覧 - 動画視聴
:3日でYouTube動画を約47時間
このように、3日で10GBも使うのはかなりのデータ通信と時間を要します。
ポケット型Wi-Fiを日常生活で利用するなら、使い放題プランを選べば通信制限に悩まされる機会は少ないはずです。
②通常プラン
ポケット型Wi-Fiの通常プランは、主に7GB程度を指します。
通常プランでは月間7GBまで高速通信回線を利用でき、料金設定も使い放題プランに比べて安めですが、データ通信量が物足りない場合があります。
- LINE
:1ヶ月で350万回程度の送受信 - Webページの閲覧
:1ヶ月で約2万4,400ページの閲覧 - 動画視聴
:1ヶ月でYouTube動画を約32時間
仮に毎日のようにYouTubeで動画視聴をするとなれば、1日1時間程度の利用で通信制限にかかってしまいます。
LINEやメールの送受信、Webページの閲覧がメインとなる場合は問題ありませんが、データ通信量を大幅に消費する動画視聴やオンラインゲームを行う方は使い放題プランが良いでしょう。
通信制限を回避する3つの方法
ポケット型Wi-Fiも使い方によっては、データ容量の消費を抑えることができます。
ここでは、通信制限を回避するための3つの方法を紹介します。
- 自宅では固定回線を利用する
- 無料Wi-Fiスポットを利用する
- 動画視聴やオンラインゲームを控える
それぞれを詳しく見ていきましょう。
①自宅では固定回線を利用する
ポケット型Wi-Fiの他にも、自宅で光回線やホームルーターなどの固定回線を契約している方は、なるべく固定回線を利用しましょう。
データ通信量を大幅に消費する動画視聴やオンラインゲームは、ポケット型Wi-Fiではなく固定回線を利用することで通信制限を回避できます。
自宅では固定回線を利用し、外出先でポケット型Wi-Fiを利用する使い分けができれば、データ通信量を大きく抑えられるでしょう。
②無料Wi-Fiスポットを利用する
外出先であれ、無料Wi-Fiスポットがあれば利用するのを推奨します。
飲食店やカフェなどには無料でWi-Fiを提供している所が多いため、店内利用の際にはポケット型Wi-Fiの接続を解除することでデータ通信量の消費が抑えられます。
混雑時ではやや通信速度が落ちる場合もありますが、長時間接続可能なスポットも多くあるので使いこなしてみましょう。
③動画視聴やオンラインゲームを控える
ポケット型Wi-Fiで最もデータ通信量を消費するのが、高画質な動画視聴やオンラインゲームです。
特に、オンラインゲームはついつい長時間プレイしてしまうことも多々あり、気付かぬうちに通信制限にかかってしまう場合があります。
例えば人気ゲームのひとつである「荒野行動」は、1時間あたり約60MBの通信量を要するため、ポケット型Wi-Fiの通常プランであれば約112時間のプレイで通信制限にかかります。
毎日3〜4時間プレイすれば、オンラインゲームだけでも月末には通信制限にかかる計算です。
スマホでオンラインゲームをよくする方は、自宅では固定回線の利用をおすすめします。
ポケット型Wi-Fiの通信制限を解除する術はない
ポケット型Wi-Fiが通信制限にかかった場合、自力で解除する方法はありません。
残念ながら有償でも通信制限の解除はできず、利用規約などで指定された一定期間が経過するのを待つしかありません。
ポケット型Wi-Fiの通信制限は主に3種類ありますが、それぞれ解除までの期間が異なります。
- データ容量上限による通信制限
:翌月解除 - 短期間の通信制限(3日10GB)
:3日間の合計データ通信量が10GBを切るまで - 月間無制限サービスの通信制限
:明確な期間が明らかになっていない
使い放題プランの通信制限は3日合計の通信量が10GBを下回れば解除となりますが、データ容量上限による通信制限や、月間無制限サービスの通信制限は翌月以降に解除です。
ドコモやソフトバンクなどのキャリアでポケット型Wi-Fiを契約している方は、一部データ容量の追加購入ができますが、1GB=1,000円と高額なのであまりおすすめしません。
ポケット型Wi-Fiの通信制限で悩む方は、データ通信量実質無制限で使えるポケット型Wi-Fiを選ぶのが良いでしょう。
実質無制限で使えるポケット型Wi-Fi3選
ここでは、実質無制限で使えるポケット型Wi-Fiを3つ紹介します。
- Broad WiMAX
- GMOとくとくBB
- Rakuten WiFi Pocket
それぞれを詳しく見ていきましょう。
①Broad WiMAX
特徴 | データ容量無制限 業界最安級 |
平均速度 | 下り:47.77Mbps 上り:12.68Mbps |
初期費用 | 端末代:21,780円 事務手数料:3,300円 |
月額料金 | 2,090円〜 |
Broad WiMAXは、平均速度が下り47.77MbpsとWiMAXの中でも特に速いうえに、月額料金が2,090円からと安いのが特徴。
通信制限を気にせず、ストレスなくインターネットを楽しみたいならBroad WiMAXがおすすめです。
初期費用無料キャンペーンやauスマホの月額料金が割引になるキャンペーンなど、割引プランも充実しています。
さらに、WiMAX業界初の店頭受け取りサービスも実施しており、申し込みから最短即日で端末が受け取れるのもポイントです。
データ通信量実質無制限で、通信速度が速いポケット型Wi-Fiを選ぶなら、満足度No.1のBroad WiMAXを選びましょう。
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②GMOとくとくBB
特徴 | 運営実績20年以上のGMOインターネットが運営 オリコン顧客満足度調査 2年連続No.1 |
平均速度 | 下り:45.83Mbps 上り:8.77Mbps |
初期費用 | 事務手数料:3,300円 |
月額料金 | 2,849円〜 |
GMOとくとくBBは、WiMAX回線やau 4G LTEの他にも、au 5G回線が利用できるプロバイダ。
月間容量に制限もないのでストレスなくインターネットを楽しめます。
さらに、GMOとくとくBBなら最新機種でも端末代がかからないので、結果的に他社より割安になる場合もあります。
信頼と実績のあるプロバイダを選びたい場合は、GMOとくとくBBを利用しましょう。
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③Rakuten WiFi Pocket
特徴 | スタイリッシュで携帯しやすい 16台まで同時接続可能 |
平均速度 | 下り:21.9Mbps 上り:18.9Mbps |
初期費用 | 事務手数料:3,300円 |
月額料金 | 2,178円〜(初月1,078円) |
Rakuten WiFi Pocketは、スタイリッシュなデザインで持ち運びに便利なポケット型Wi-Fiと定評があります。
1日10GBまでの上限があるものの、実質無制限とも言えるデータ通信量を誇るため、安心して利用できます。
楽天モバイルの契約が初めてであれば、端末料金が1円、基本料金も0円と初期費用がほとんどかかりません。
キャンペーン期間中なら5,000円相当の楽天ポイントももらえるので、楽天ユーザーならRakuten WiFi Pocketを利用しましょう。
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実質無制限で使えるポケット型Wi-Fiを選ぶポイント
一口にポケット型Wi-Fiと言っても、正しい選び方をしなければ利用できないケースや損をする可能性もあります。
最後に、ポケット型Wi-Fiを選ぶポイントを3つ紹介します。
- 提供エリア
- 速度制限の条件
- 料金
それぞれを詳しく見ていきましょう。
①提供エリア
目当てのポケット型Wi-Fiを見つけても、自分の住む地域が提供エリア外であれば使えません。
ポケット型Wi-Fiには 通信できるエリアと通信できないエリアが存在します。
無線通信なので電波が届かない範囲は通信ができなかったり、極端に速度が遅くなったりするわけです。
まずは、公式サイトの「対応(提供)エリア」より自分の住む地域や利用する可能性のある場所が提供エリアであるかを確認しましょう。
②速度制限の条件
実質無制限で使えるポケット型Wi-Fiにも、速度制限の条件が設けられている場合があります。
- 3日で10GB
- 1日で10GB など
3日もしくは1日で10GBも利用するのはかなりのデータ通信量と時間を要するため、この点はあまり心配する必要はありません。
とは言え、速度制限が気になる方は1日で10GBまで使えるRakuten WiFi Pocketを選ぶのが良いでしょう。
③料金
料金はできるだけ安く抑えたいですよね。
ポケット型Wi-Fiを安く契約するには、以下のいずれかを選択しましょう。
- 長期間利用する
- キャッシュバックやキャンペーンを利用する
インターネット回線は、基本的に長期間の契約をすれば割安になる場合があります。
2年プランよりも3年プランを選んだ方が、長期的に見ればお得になるわけです。
また、キャッシュバックやキャンペーン利用は大きな節約に役立つため、各社公式サイトを確認してみましょう。
まとめ
ポケット型Wi-Fiは持ち歩きに便利ですが、データ通信量に限りがあるため通信制限にかかるのがネックです。
通信制限にかかるとWebサイトの閲覧だけでなく、メールの送受信にも影響を及ぼすので大きなストレスになりかねません。
基本的にポケット型Wi-Fiの通信制限を解除する術はないため、初めから実質無制限で使えるポケット型Wi-Fiを選ぶのをおすすめします。
ポケット型Wi-Fiを使いこなして、自宅だけでなく外出先でも快適なインターネット回線を楽しみましょう。